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「トンットンットンットン」


ゆっくりと階段を下りる。


足音が家じゅうに響きわたる。


なんか朝の我が家は静かだ。



本当に久しぶりの早起きで不思議な感覚だ。



「カチャッ」


リビングのドアを開けると太陽の光が床に反射してまぶしい。



誰もいない。


あたしが1番に起きたんだ。


時計を見ると6時。


あたしたちの家族はお父さんお母さん、弟の周、そしてあたし。


いつもはあたしが1番遅いのに。




あたしはドアを開けた状態で静止していた。


すると…



「何やってるの?お姉ちゃん。」


「えっ」


後ろを振り返ると


周がいた。


なにやってんだろーあたし。