――――― ――――――― 〜♪〜♪〜♪〜 ………… …ピッ 「はい。」 《あーもしもしー?》 「なんですか?千夏先輩。」 《今どこにいるのー?》 「どこって……」 俺は動かしていた足を止めて見慣れた建物を見上げた。 「千夏先輩達の学校の前ですけど?」 《えっ!?んじゃぁまだ間に合う!!春!今から走って学校の駐車場行って!!》 は? 「な、なんで?」 《いーから早く!よーいドーン!!》 「えっ…待って…な、何……」 ブチッ…… え。 プープープー… 有り得ね〜っ!!