「元カレいたんだ。」 イヤミっぽく駅のホームで座り込みながらさっきからキョロキョロしている綾香に向かって呟いた。 「…あ。ごめんね?言ってなかったよね…流治のこと。」 俺を見下ろす綾香の瞳は少し潤んでいた。 「別に。元カレの話なんてむしろ聞きたくないし。…それに…」 もうアイツとは終わったんだから流治って呼び捨てにすんなよ。 その言葉を言えばいいのに俺は 「いや、なんでもない。」 と簡単に諦めてしまった。 「…そう。」 あー 何やってんだろ俺。。