その場にいるハイパーマン以外の全員が涙と鼻水を流して夢中で拍手している。

彼女も例外ではない。

彼女は涙を拭いながらハイパーマンに近づくと彼の両手を取って言った。

「わたし…何だか間違ってたみたいね。わたしの力と組織にはもっといい使い道があるって気づかせてくれてありがとう」

彼女は最高の笑顔でハイパーマンに笑いかけた。

後日、彼女は組織を社会福祉法人として登録する事になる。

その法人にはいつも着ぐるみを着ている人がいたり、制服が黒の全身タイツだったりとオカシな所も多かったが世の中の為に尽くした。


かくしてハイパーマンの活躍により世界は救われ、前より少しだけ良い場所となった！