「・・・ゆ。・・みゆッ!」


「・・ふぇッ!?」


「おい、お前、何ボーっとしてんだよ!」

「な、なんでもないよ。ちょっと考え事してただけ。」

「ふーん。お前でも考え事なんてするんだな(笑)」



無邪気な笑顔で笑って見せた輝に、
不覚にもときめいてしまった・・・。


はぁ、ヤバイ。めちゃ好きかも///
この時間めちゃ幸せ。
そんなことを思ってったら・・・


キーンコーンカーンコーン♪


あッ、予鈴。


次、移動教室だっけ。
まゆみ、探して一緒に移動しよっと!


「んじゃ、またあとでね。輝」

「おぅ。また、あとでなッ!」


それから教室を後にした。

移動教室で、化学の授業だった。
さっきの二人でゆっくり話せたことがうれしくって
授業にまったく集中できなかった。



そのことをまゆみに話したら、
ばっかねぇ。授業に集中しなさいよ!って怒られちゃった。