学校へ行くと、輝の友達の黒崎ルカが待っていた。


「おそいッ。」

ルカは、頭がよく、落ち着いた感じで
なにか惹かれるものがある。


そして、入学したばっかだけど
すでに、輝とルカは人気者だった。


朝は一緒にいれるけど、
学校についたら女の子たちに囲まれて、
二人に近づくことさえ、むずかしい・・・。


「ふぅ~。相変わらず、すごい人気ね。」

「あんなに周りに人がいちゃ、たいへんだね。」

まゆみと二人で、苦笑いした。


実は、まゆみとルカは付き合っている。
高校に入学していつの間にか仲良くなって、
付き合うことにしたらしい。


「うん。ちょっと心配だけど、ルカのこと信じてるから。」


「すごいッ! いいなぁ~。あたしも彼氏ほしぃ~。」


「あんたもつくればいいじゃない!」


「できると思う・・・?」


「できるよっ。で、輝とは、どうなの?」


ニヤッっと笑ったまゆみがちょっとこわかった・・・