続 あたしの秘密

その日から納得いくまで曲作りをした。
たまに寮に帰らないこともあった。
しっかり勉強もした。
今までよりいい曲がたくさんできた。


気付けば留学して半年がたっていた。

今だアイツには会っていない。

そしてあの、懐かしさを感じるメロディーを奏でた彼、にもあっていない。






ある日、あたしは図書館に来ていた。
校内の端っこにある図書館は立派な建物だ。

ある棚を見ていたとき反対側に彼を見つけた。