合わせたくても――。 もう無理なんだ―――。 永遠に……。 「今日は学級委員を決めるぞ〜。誰か立候補する奴はいるか?」 懐かしいなあ… あんなに鮮やかな教室 皆の騒つきも、もう……一生、聞こえないような気がする…。 「りなやれば?」 『や〜だ。杏里やれば良いじゃん』 「あたし〜?やめてよ〜」 結局誰も、手を挙げなかったっけ。 「じゃー、くじ引きだ!!」 くじで決めるなんて初めてだったな。