そういえば、祐貴くんがこんな事をあたしに言ったことあったよね―――。 『まだ帰りたくない…』 祐貴くんのシャツの裾をつかんだあたしに 「夢ん中でまたあえるっつーの。…………なんてな、」 そのとき、冗談だってわかってたのに なんでだろう… なんだか安心できたんだよ―。