「りな〜。雅人のお兄がこの前ドライブ連れてってくれてね、次は、りなと祐貴くんも〜って言ってくれたの!」 『本当に?行きたいなあ!』 そういえば、杏里が雅人と付き合いはじめた頃だったね。 「本当に?そうそう、雅人のお兄が次の日曜はどうだって。」 手帳を開く前に気付いたの。 次の日曜は祐貴くんの誕生日。 二人切りで過ごしたいって思ってたけど、皆でドライブして、そのあと二人で…なんて。 考えてた。