その後,七海さんは
『さようなら』と言って
去って行った。



「優さん……??」



「ん??」



「本当にこれでよかったの??」



優さんは外の景色を見ながら答えた。



「いいんだよ。
あいつにとっても俺にとっても。」



「でも…っ…」



優さんは,七海さんの顔を見るとき,辛そうだった。


「俺には好きな奴がいるからな。」



「そうなんですか!?」



「あぁ。」