俺ってさ、行動に移すタイプなんだよね。

だから、こうやっておチビさんを追いかける。

こんなに夢中になって、バカみてぇ…って自分でも思うよ。初めてだ。


ちょっとしか、話したこともねぇ。
けど、余計知りたくなった。

もっと、お前のコトを。


俺は、雅を追いかける。


『おぃッ!ドコ行くんだよッ!』

「ついてこないでっ!」


雅は、俺の顔も見ないで早歩きする。

それにムカついた俺は、彼女の手をつかんだ。


「な、何すんのよ。離して。」