俺はゆっくりと

 彼女の右手の

 薬指に、あの指輪をはめたんだ。



 ピンクのストーンが

 きらりと輝く。



 
 『龍…コレ』

 「今度は、左手の薬指に
  つけてやるよ?」

 『……りゅ…うッ!!』



 王子は姫に、指輪を

 ささげた。


 
 本物は…まだ先。

 待っててくれよ。



 俺の気持ちは永遠だからな?

 永遠。


 雅、俺を信じて?