「勝手に話すすめないでよ」

 

 
 あたしは、その2人に向かって言う。




 今は昼休み。

 2月の初めごろだ。

 寒さをまして、教室には
  
 ストーブついている。



 その教室に

 あたしと龍とあんこチャンと

 光瑠くんとあさみんはいたのだ。



 『勝手には進めてなぁい☆』

 「あんこ、黙りなさい」

 『雅、お前は俺にベタ惚れだろ?』

 「……んなわけない!」


 
 否定するあたし。

 でも、彼はニコッと笑う。


 
 知ってるんだ。


 
 彼は…
 
 龍はあたしの心の中を。



 『ほら、雅も言ってるだろ?』


 
 龍はあんこチャンに向かって言った。



 『え?』


 
 あんこチャンの頭の上には

 ?が浮かんだのが見えた。



 だろうね。