その黒髪。

 その目つき。

 その声は


 まぎれもなく、龍で…。




 あたしのココロが

 またドキッてなるのだった。



 あたしは気づいたのだ。

 キモチに…。



 でも、その気持ちを

 はき出せる勇気なんてものは

 これっぽっちもない。



 ……龍は

 今はあたしのコトどー思ってるの?



 聞きたくなった。

 無性に。



 本心…

 嬉しいよ。

 話しかけてくれたから。