「ただいまぁ」



 あたしは自分の家へと帰る。



 『おっじゃましまぁす!!』

 「え?」

 『おじゃまします』

 「ちょちょちょ!!」

 『再び!』

 「光瑠くん!」

 『いやぁ、楽しかった』

 「え…」

 

 
 どんどんと皆はあたしの家に入っていく。


 皆はどうして…ココにいるの?



 
 「みんな、帰らないの?」

 『これからが楽しみだろ?』


 
 龍がそう言った。

 これからが?


 どうして?



 『イブの夜は楽しむの―!!』


 あさみんが、袋を何個も担いで

 笑顔で言う。