『寒くね?』 「ちょっと…」 あたしは下を向いた。 『鼻赤いぞ。』 「え?」 『そんな雅にプレゼント♪』 そう言われ、首に巻かれたのはマフラーだった。 『あったけぇだろ?』 「ぅ、ぅん…」 あったかい。 「あたしも、プレゼント…」 あたしは鞄から、あるものを出した。 「ん…」 渡したものは、クッキー。 『コレ、雅が作ったのか?!』 「そーだけど…」 『さんきゅー』