何度目だろ? みんな馬鹿じゃないの? 断られるのわかってて、なに告白してきちゃってんのよ。 ――恋愛って、よくわかんない。 あたし、そういうの全然わからない。 変わってるでしょ? 自分でも知ってるわよ。 『雅ーーーッ!』 あたしの名前を呼びながら走ってくる女の子。 「あ、あさみん!!」 あたしは、その子のとこに駆け寄った。 その子っていうのは、あたしの親友。