『じゃぁ、…続き』


 「はッ!?嫌よ!!」



 バッと離れたアタシ。


 
 『さっきまで、泣きべそかいてたくせに…』

 
 「う…。それはそれよッ!!」


 『ほら、戻るぞ』



 
 彼は、ニッコリとして…手を差し伸べた。


 
  
 あたしは、彼の手を…

 取らずに立ち上がって、スタスタ歩き出す。



 
 『雅ッ!!』


 
 龍は、あたしの名を呼んで隣に来た。


 
 「何よ?」

 
 『…なんでもねぇ♪』



 
 …。

 あたし、今顔真っ赤だ。