『いいわね?』 「……無理」 『あたしも手伝うわ!』 「じゃぁ、OK☆」 雅…やっぱやさしいな。 お前は。 『みやチャン、がんばれー!』 あんこチャンは他人事のようだ。 まぁ、他人事か。 『明日の放課後!』 「ハィ」 『すぐに調理室だから』 「了解」 そのあと、雅は軽くほほ笑んだ。 その姿に、ドキッとなった俺だった。