「くっそぉ!」




 
 調理室で俺が一言。



 今、目の前の敵に立ち向かってる最中だ。



 
 『龍…大丈夫?』



 隣では光瑠が心配してくる。



 「だ、大丈夫だ。」



 いや…ホントは…くくく苦しい。



 
 
 だって、俺の目の前…俺の嫌いな甘いのものがいるのだから。




 
 
 今、文化祭の準備でパフェ作りの練習をしているのだ。




 
 
 
 でも、俺はパフェを作れていない。






 生クリームが……チョコレートが……




 うぉぉぉぉおおおお!!!






 気持ちわりぃ!!!