学校ではほとんど関わりがなかったが、
実は優也とはよく会っていた。



相変わらず家に居たくないあたしは、
普通の高校生がバイトでもするかのように、
体を売っていた。


罪悪感なんてなかった。


ただ、相手が見つからない日もある。
そんな時に優也を呼び出すんだ。



“早く来て”



メールするだけで優也はあたしに会いに来る。



“喉がかわいた”


って言うとジュースを買ってきてくれるし、


“お腹が空いた”


って言うとお菓子を買ってきてくれる。