――「お邪魔しまーす。ユリー!どうしてたん?!寂しかったで―!」



あたしが家についてから15分。
マシンガンのように喋るミヤコが騒がしく部屋に入って来た。



「久しぶり。相変わらずやな、ミヤコ」



元気そうなミヤコと…もう1人…



「お邪魔します」



ミヤコの後ろから顔を出した女の子。


セミロングのサラサラな髪がよく似合っていて、
お人形さんみたいに可愛らしい目が印象的。



「えっと…谷村さん?」



「うん、谷村佳乃。よしのって呼んでね」



「あたし、ユリでいいよ!」