17才のJK

きっとこの暗闇から抜け出せる事はないだろう。



体を丸めベンチにうずくまるあたしに、
突然誰かが声をかけた。



「…西島ユリ?」



「…え?」



ハッと顔を上げると、目の前に自転車にまたがった男の子が、
あたしを不思議そうに見ていた。



「何?だれ?」



不意に見ず知らずの男の子にフルネームを呼ばれて、
あたしは少し焦っていた。



「メールくれた…?」



彼は遠慮がちに問いかけた。



「は?なに言ってんの?マジだれなん?」



半ばキレ気味に彼を睨むあたし。
新手のナンパ?