17才のJK

「純と一緒にいるねんけど、今から来れる?」



新学期を明日に控えた夏休み最後の日。



一週間ぶりに隼人から電話があり、
昼間は家に帰れないあたしは喜んで誘いに応じた。



「久しぶりやな!どこで会う?」



「純の家に居るから、おいでや」



「純くんち?」



純は実家から学校が遠いため、一人暮らしをしていた。


あたしは一瞬ミヤコの
「純が怖い…」と言う言葉を思い出したが、



“隼人も一緒だから大丈夫だろう”



と純の家へ向かうことにした。