「ごめん!ミヤコ!」



カチッと携帯を折りたたみながら謝る。



「ん?なにが?」



「ママが、今から話あるからって…行かなあかんねん」



急な母からの呼び出し。



「オッケー!あたしももうすぐ帰るし、行きな!また遊ぼ!」



「…ありがとう!ごめんな!」



急いで荷物をまとめて、ミヤコに手を降り店を後にした。



母が指定した駅前のカフェへ、あたしの足は自然と急いだ。