17才のJK

「海かぁ。
えぇなぁ、行きたい」



なんでもいいから刺激が欲しかった。



よく学校帰りに寄るファーストフード店。いつも学生であふれている。



あたしはお気に入りの席から、
窓の外を眺めるのが好きだった。



「夏やねんからいっぱい遊ぼうや。ユリ、どうせヒマねんやろ?」


「どうせって…あたしにだって色々あんねんから…」


「なによ?色々って!なんか悩んでるとか?」


「悩みって言うか…まぁ色々考えたりはするけど…」