「修ちゃん、私と結婚してください」 そんな汐からの言葉は、涙が出そうなほど嬉しかったけど・・・苦しかった。 さっき・・・・凱と一緒にいただろ? 今も・・・凱がいる前で少し震えながらそんな言葉を俺に言うの? それが、汐の「覚悟」だとするなら、 俺にも・・・・「覚悟」っていうものはあるんだよ。 汐に幸せになってほしい、という「覚悟」 大好きだから、それだけを願わせて。 なのにさ・・・・。 「母さんっ!」