休日のキャンパスには、ほとんど人影はなかった。 さっきまでの雨はあがって、水溜りには、照りだした太陽がキラキラと反射している。 そういえば、こんな天気がいい日だった。 汐と「再会」した日。 俺の淡い初恋が、しっかりとした想いになった日。 あの時、キミが見てた空。 今もこんなに輝いて・・・・ 「・・・・・修ちゃん?」 嘘かと思った。 本当にここにキミが現れるなんて。