・・・・・・・・ 「飛んだり跳ねたり、激しい動きさえ制限すれば、普通どおりの生活ができますよ」 そんな医者の言葉を呆然と聞いていた。 「飛んだり跳ねたり」・・・・・それって、バスケそのものなんだけど? 俺は夢をかなえに、そんで夢を見つけにアメリカ行くんだよ。 俺には、今そのことしか・・・・・ バスケしか、ないんだよ・・・・・。 俺には、それしかなかったのに・・・・・。 窓から差し込む夕暮れのオレンジ色が、 真っ白の包帯を照らし出してる。 俺の・・・・・・・足。 夢が・・・・。