なんとなく誘って座ったのはいいけど・・・・
これからどうすればいいんだよ。
てか、苦しいんだけど。
すげー、苦しいんだけど・・・。
横を見ると、彼女はそんな俺をよそ目に上を見上げてた。
・・・・?
視線を合わせるようにその先をたどると、
少しだけ暗闇がせまった空が広がっていた。
そういえば・・・・さっきから彼女は何度か空を見上げてた。
空が、好きなのかな。
彼女を、ちらっと見ると、まるで何かを探してるような・・・・
これは、もしかして・・・。
なんとなくだけど、俺の直感。
あの中学生の女の子が、目の前の彼女に重なった気がしたんだ。
直感じゃなくて、確信に近いようなもの。
あえて聞かなくても、もういい。
きっと・・・・そうだ。

