ソラとクローバー☆もうひとつの『アルタイル』


顔色を変えずにバッシュの紐をゆるめる俺に、タイチは続けた。


「なぁ、お前本当に好きな子とかいないわけ?」


「………」


「この前告ってきた子って、今年の人気No.1だぜ?…あー、もったいねぇ!」


叫ぶタイチに俺は視線を移した。


「おい、タイチ」


「あ?」


「お前…これからどうすんの?」