その日は

ずっと泣き続けた


いつもより長く


夕日が沈んでいくのと共に
少しずつ

涙はかれていった―…


「…いきたい」


初めて口にした


  “生きたい”
という言葉は

暖かく光る光に

包まれて

溶けていった