あたしはあれから無気力に毎日を過ごしていた。


美香は、なにも言わないけどいつも心配を掛けていた。


陸とは、相変わらず目も合わさない日々を送っていた…



でも陸は、変わらずクラスの女の子といつものように仲良くしていた。


姿は見ないようにしてるけど、どうしても楽しげな声は聞こえてくる……


あたしは陸のあの冷たい声が忘れられずにいた……


思いだすたびにズキズキと胸が痛んだ。