あたしは慌ててアイツの横を通り過ぎて準備室をでていった……



アイツがわからない……

なんであんなに悲しげ顔をするの……?


あたしのこと嫌いなんだよね……?

キスは嫌がらせじゃなかったの……?


その日、あたしは高崎先輩のいるバスケ部へは向かわずに、そのまま家路へと向かった。