背後からそんな声がして、ビクンと体ごと震えた。 「ごめんなさい。 だって……気になるんだもん」 怒ってるのかな? 岳さんは腕を組んで呆れたような顔であたしを見てる。 「気になる……? この部屋が?」 ジリジリと距離を詰められる。 「それともオレ?」