「お前、前に言ってたろ? この店、クリスマスっぽく飾りつけしたら、可愛くなるんじゃないか……って」 「うん」 「あの時、すげーうれしそうな顔してたから」 「……」 「もう一度、あの顔見たいな……って思って。 お前の喜ぶ顔、想像しながら作ってた」 すげぇ力作だろ?って、自慢げに笑う。 あたしは何度もうなずいた。 「岳さん…ありがと……」 そう呟いた瞬間、涙が頬を伝った。