「何よ!急に! もうーパパのばかぁ。 心臓に悪いよ!」 あまりにも大きな声だったから、ドキッてなるじゃん。 「思い出した! 思い出したんだ!」 パパはまだ興奮気味で、声のトーンを下げようとしない。 「何を?」 「椿の名づけ親だよ!」 「あたしの名前? 死んだママがつけたんじゃないの?」 「そうなんだ! そうなんだけど、ちょっと違うんだ」