普段はここまで弱くないくせに。 ワイン一本で酔いつぶれたパパは、ソファに横になった。 「もー風邪、ひいちゃうよ? こんなところで寝てたら……」 とあたしは毛布をかけてあげた。 「椿ぃ」 目を閉じたまま、パパは言う。 「パパは今、モーレツに眠い。 これから深い睡眠に入らせてもらいます」 「ハイハイ、わかってるって。 なによ、その説明口調は……」 「だから、後の時間は、お前が好きなように過ごしなさい」 「えっ」