ハニー*スパイス



それは水色のベビーウェアだった。




「赤ちゃんにだよ。
あ! 違う。
……あたしの弟に。なの」


「椿ぃ。
赤ちゃんは男とは限らないぞ?」


眉を下げるパパに、あたしは自信ありげに言う。


「ううん、きっと男の子だよ。
なんだかそんな気がするんだ」


根拠なんてないけど。

なぜか赤ちゃんは男の子のような気がしてしょうがない。