「椿? どうした?」 「えっ?」 パパの声に、さっきからぼんやりとしていたあたしはハッと顔をあげた。 家に帰っても落ち着かなくて。 結局、献立は簡単なものになってしまった。 クリームシチューとサラダだけ。 なのに、パパはおいしそうに食べてくれる。 「椿の料理はうまいな」って言いながら。