青くすんだ空。
入学式にピッタリの天気。

空は私の緊張を包み込むような優しく力強い色をしていた。


校門。
この校門をくぐるため、必死に努力した。


そして今日堂々とこの校門をくぐることができる。憧れの西野生だ。


私はまだその実感がわかない。でもこの学校に入れた感動と喜びで胸いっぱいだった。


…山田純華。
今日からこの西野高校の1年生。本当にこの高校に入れるとは思ってなかった。でも奇跡的に合格し入学する事になった。

周りにはたくさんの生徒がいる。みんな生き生きとした表情で体育館に向かっている。私もその流れにのり体育館へと向かった。

体育館につくと入り口に大きなボードがあり、クラス表が貼ってあった。

私は自分の名前を探した。1年生は全部で9クラスあり、そのうち1つ女クラがある。


やっと見つけた。

1年4組…山田純華。
今日からこのクラスで生活するんだ。


そしてこのクラスに、


君がいた…