俺は花凪を気にしながらも、
加奈と一緒に屋上を出ようとした
もちろん、その時の花凪の表情の変化に俺が気付かない訳がない・・・
この時の花凪は少し複雑で悔しそうな顔をしていた
それを見て俺はハッ!
とした・・・
こいつ・・・もしかして・・・・・・
俺の心臓がうるさく鳴り響く・・・
だけど、そんな花凪の様子を
気にも留めず、加奈は屋上の
ドアノブに手を掛け、
屋上を出ようとした
俺も後に続く・・・
そして屋上を出ようと一歩踏み出した瞬間・・・
加奈が何かを思い出したかの
ように後ろを振り返った
な、何だ!?
