気が付くと、私はシンの目の前にたっていた。
「ねぇ・・・大丈夫?」
横たわっているシンに問いかけた。
「あぁー。こんなの平気!」
少し赤くなった足をさすりながら言うシン。
・・・大丈夫じゃないくせに・・・。
「シップ・・ないから・・・・このペットボトルで足冷やしとけば?」
私は、持っていたペットボトルをシンに差し出した。
シンは、まだベンチの上で横になったまま。
「じゃーさ・・・」
突然、シンが口を開いた。
「な、何?」
「お前が、冷やしてよ?」
は!?
意味分かんないんですけど!?
「何、言い出すかと思ったら・・・そ、そんなこと?」
今度は、急にだまりだした。
なんなの?何考えてんのか、全っっっ然
わかんないんですけど!?
