「えっ!?」


唖然と立ち尽くす私をひょいと抱きかかえて後ろに乗せた。


「道、どっち?」


「えっ?ヒダリ・・・。」


真っ暗な道の中少しの沈黙が続いた。


「ねぇ、」


「ん?」


「名前なんていうの?」


「森田シン。お前は?」


「シンっていうんだ・・・。私竹内朝日!」


気がつくといつの間にか涙は止まっていて・・・


「そか。」


「あ!ここ家!ありがとねっ?なんか、そのいろいろ・・・」


上手く言えないけど・・・


「いや、その、あのさ・・」


下を向きながらシンが何かを言いたがる。


「なにー?」


「えっ、いや、なんでもねーや。」


なんだろう・・・?


「じゃあな!」


ま。いいや


「うんっ!ばいばーい」


竹内朝日。17歳。今日フラれたけど

また、明日からがんばれそうな気がします!!!