のんちゃんの家に上がった瞬間、

のんちゃんの困惑したような第一声。



「どういうこと?説明してもらうわよ!」

「…会社には入院してることになってるんだよね?」

「…そう聞いたわ。健吾さんも心配して毎日通ってるって…健吾さんもグルで出社拒否?」

「……」

「そんな簡単な話じゃなさそうね…桃何があったの?」


私の表情に何かを感じ取ったのか、
心配そうに眉を下げたのんちゃん。



「あのね…」


私はここ最近の話をゆっくり話した。


怖さと辛さで涙が溢れたけど、ちゃんと全部。


はるかって子の事も、

他のセフレの話も、

真奈美の事も、

陸くんの事も、

監禁の事も、



全部を、のんちゃんに話した。


のんちゃんは黙って聞いてた。