次の日の朝。

健吾が会社に電話してた。


「はい、熱があるので休ませます。」


私の事だろう。

解放されない…?

絶望感だ…。



陸くんの笑顔が浮かんで、
無性に会いたくて仕方なかった。





その夜、健吾は手錠とロープを買ってきた。

あやしいお店で買ってきたんだろう…。



逃げられない…?


もう…このままなの?


監禁…その2文字が頭に浮かんだ。