優しく優しく触れる唇。


初めての時のキスみたい…



走馬灯のように…今までの思い出が駆け巡る。




初めて会ったあの日。

初めて見た、あなたの笑顔。



あの日から、私はもう恋に落ちてたんだよね…きっと。




初めて交わした観覧車でのキス。


もうあの時、私たちの恋は動き始めてた。




2人が出逢った日から、

2人の未来は、こうなるって決まってたの?



運命って…信じてもいいんだよね?



2人の唇が離れた時…

涙がポロリと落ちた。


「幸せにするから…愛してるよ、桃香」


小さな声で、囁いてくれる陸くん。


うん…私ずっとこの日を…夢見てたんだ。