わぁ~ そんな歓声が小さく洩れる。 キラキラと綺麗なチャペル。 途中に…愛しいあの人が立っている。 お父さんの腕に引かれて、 一歩、一歩、ゆっくりと進む。 そして、目の前までやってくる。 「宜しく頼むよ」 そうお父さんが陸くんに声をかける。 「はい」 そう力強い返事をする陸くんの声。 カッコいい陸くんに…直視出来ないでいる私。 そっと…陸くんの腕に手を通した。