お母さまは、ちょっとびっくりした顔になって、

「あら、気にしてる事だった?でも、いいじゃない♪女の子はいつまでも若くて可愛い方が!」


そう言って笑ってくれた顔は、

やっぱり陸くんに似てて、

なんか不覚にも赤面してしまった。


「あら、やだ…。桃香ちゃん、真っ赤ね~。陸が好きになったのがなんかわかる!」


なんか恥ずかしくて、笑うしかなかった。



「桃香ちゃん。陸の事、よろしくね。
まだまだ子供だけど…でもね、あの子の愛は本物だから。
だから、何があってもあの子の事、信じてついて行ってあげてね。あと…支えてあげてね」

お母さまが優しい笑顔をこちらに向けて、そう言ってくれた。


「もちろんです。私、絶対陸さんを必ず幸せにします!」

「ありがとう。本当に桃香ちゃんでよかったわ」


その時の、言葉が…グッときて…涙が浮かんだ。


本当に本当に嬉しかったんだ。